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台湾の良き友人、ポッティンガー氏、マーク・モンゴメリー退役海軍少将が、再び台湾を訪問したことを大変嬉しく思う。昨年6月、ポッティンガー氏は、イワン・カナパシー氏と共著した書籍、「The Boiling Moat」の出版発表のために台湾を訪問し、総統府で会談した。その時も、非常に楽しい会話を交わし、台米関係や地域情勢などの問題について、詳細な意見交換を行った。
今回が4度目の台湾訪問となるモンゴメリー氏は、かねてから台湾問題への懸念を示している。二人の良き友人と、台米関係における協力の方向性について、議論を尽くせるよう期待している。権威主義国家間が協力を強め、地政学および地域の安全保障にリスクと課題をもたらしているが、我々は、「力(軍事力)による平和」という共通の信念を持っている。国防力を強化し、「金城湯池(難攻不落の城)」を築くことによってのみ、抑止力を発揮し、台湾海峡と世界の平和と安定を維持することができる。
台湾は今後も、自衛力を向上し続け、安全保障、経済・貿易、エネルギーなどの分野で米国とのパートナーシップをさらに強化し、重要で革新的な科学技術における協力も強化する。安全で強靭な「非レッドサプライチェーン(中国やその企業を含まないサプライチェーンのこと)」を共同で構築し、台湾、米国、そして世界の民主主義パートナーが、引き続き技術的優位性を維持できるようにしたい。
台湾と米国の交流と協力がより緊密になることは、両国の国家安全保障の発展に有益なだけでなく、共通の経済的利益にも沿うものだと信じている。ポッティンガー氏とモンゴメリー氏が台湾を訪問し、台湾と米国の交流が継続的に深化し、台湾に対する確固たる支持を示していることに謝意を表する。今後も引き続き台米関係の深化に努めるよう望んでいる。
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一方、ポッティンガー氏は、「頼総統の総統就任1周年と台湾の目覚ましい経済発展を祝福したい。頼総統は先ごろ、『台湾の防衛予算をGDP比3%以上に高める』と発表した。これは米国の防衛予算の割合にかなり近く、台湾と米国双方にとって、抑止力を高める良いスタートだ。頼総統が言う『力による平和』という信念は、独裁主義や攻撃的な政権が徐々に台頭している現在、米国と台湾にとって正しい方向だと信じている。関連する問題について、頼総統と意見交換できることを楽しみにしている」と語った。